2013年2月21日木曜日

男の美学(なんちゃって)・・・

男の美学・・・、三流週刊誌の見出しのような副題である。私が男を代表して美学なんぞを語れるわけはない。私は自分が男であることを信じているが、他の男のことは知らない。だからこれは「私の美学」である。だから(なんちゃって)なのである。

言い訳はこれ位にして、本題である。私の言う美学とはモノの美醜を論じるばかりでなく、測ったり、感じたり、また判断する「尺度」のことである。人の尺度には生まれながらにして備わっているものと、生後学習や刷り込みによって身についたものがある。

女性が口紅を付けたがる理由はなんだろう、と考える時、ひとつには生まれつき女性は本能的に多くの男を惹きつけて、その中から優秀な種を残すに足る相方を選ぶためであろう。(余談であるが、この点女性は狙撃手である。男性は機関銃手であることが多い。あくまでも傾向である)もうひとつは、口紅会社からの刷り込みである。子供の頃から、女性は口紅をつけるものだと刷り込まれる。人の口を介して、雑誌で、電気紙芝居で、その他あらゆる時と場所で、女性は口紅をつけなければいけない、と刷り込まれる。

ひとつの可能性として、男性も本能的に口紅をつけたいのかもしれない。ただ、女性ほどは「見かけ」で異性を惹きつけようとする気はないのだろう。男性の心のなかにも「男性性」と女性性」が混在しており、その比によっては一所懸命オシャレに精を出す男性もいる。こういう男性を電気紙芝居などの広告で焚きつければ、彼らも口紅をつけ始めるは必至である。

アフリカや東南アジア、また南米などにいるいわゆる「未開部族」では、男のほうが派手な化粧や身なりをするようである。これは部族間の戦いに際して、自らを鼓舞し、相手を威嚇するのがその目的であろう。日本の若い人の一部にも前髪を伸ばして「庇(ひさし)」を作り、自動二輪車に派手な飾りをつけ、わざと大きな発動機音で運転する人々がいまだ存在する。原始の血が騒ぐのかも知れない。ただ、このガラパゴスのゾウガメ的若者は少数なので、化粧品会社は「お客」としては勘定できないだろうが、旭山動物園からは誘いが来るかもしれない。

商業主義の刷り込みによって商品を買わされる消費者の多いことよ。そして人は金儲けのためには何でもやる。電気紙芝居を見ていると、最近は栄養補助食品の広告や通信販売が異常に多い。これらの広告手法は、視聴者を脅したり、不安を煽って商品の購入を促すものがほとんどである。

かたや消費者というものは意外とお馬鹿で、広告が本日限り、ひと家族二袋限定とか、通常ひと袋5000円のところ、30分以内に電話の方に限り4999円で提供、送料無料などとやっていてコロリとやられている。売る側の広告手法は面白いほど似たり寄ったりである。あれで恥ずかしくないのだろうか?送料無料って、では誰が送料を払っているのだろうか?

私は食べることにそれほどの執着をもたないので、電気紙芝居でも食堂や料理に関する番組は見ない。残念ながら世の大勢は私とは逆である。どこそこの何がうまいとか、まったく関心がない。料理の本質は栄養である。栄養を活かし、まずくなければ上等である。うまくても栄養がなかったり、壊れていたりすれば下等な料理である。

オシャレにしろ食べ物にしろ、商業主義に踊らされて大切なお金を浪費するのは愚の骨頂である。人によってはオシャレをすることが生きることであり、うまいものを食べることが生きることだと言うであろう。しかし、私はそんなものは人生の楽しみのほんのささやかな部分でしかないと断ずるのである。

オシャレよりも健康が大事であろう。でも、健康で長生きをして何をしようというのだろう。

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